ホイールの振れ取り
ロードバイクに乗る人なら差はあれど誰でも「ホイールの振れ取り」という言葉を聞いたことがあると思います。
私も知ってます。聞いたことあります。
お店でやってもらったこともあります。
というか、タイラップやブレーキシューを利用して見様見真似でやってみたこともあります。
少し前にホイールを前後とも交換したスポルト号ですが
中古でゴミのような値段で買ったジャンクホイールなので当然の如く「ハブにゴリ感あり、フレあり」でした。
使う前にハブは開けて中を見てから掃除をしてグリスアップしたのち組み直すので、「ゴリゴリ」から「スルスル」になってとても満足します。
でも「フレ」に関しては正直なところよくわからず買ってきたまんまフレあり状態で使ってます。
空転させてみると目に見えて振れているのが分かります。
横方向に振れていると、ブレーキシューとのクリアランスを多めに取っておかないと走行中リムとシューが触ってよろしくないでしょう。
逆を言えば横方向に振れていてもブレーキシューとリムのクリアランスを多めに取っておけばあまり問題が無いのかなと思います。ただクリアランスを多めに取るということはブレーキレバーの「あそび」が増えるということなのでブレーキタッチが悪くなる、ということでもあります。
ただこのブレーキタッチに関しても乱暴な言い方をすると「好みの問題」と言えます。
レースをやるような人であればブレーキのフィーリングはかなり重要だと思います。
レースをしない人にとってもブレーキ調整がカッチリ決まると嬉しいと思います。
振れているホイールではどうしてもブレーキの「あそび」が増えるためカッチリ決まらないでしょう。
ただ私のように通勤に使う、スーパーへ行く、そのへんをぶらぶらするという用途においては殆ど影響が無いのかなと思いました。
ホイールのスポークテンションも同じような気がします。
私なんぞは用途が用途なだけにテンション弱めのほうが「柔らかくて乗り心地がいい」なんて思ってしまいます。スポークテンションが高いとキビキビしているような気がします。
ただこれもタイヤの空気圧に比べると体感しづらいのであまり気にしていません。
話は変わりますがライブハウスに行くと
曲と曲の間にギターの人がよくチューニングしています。
激しいギタープレイをすると弦のテンションが変わってチューニングがずれるためです。
わかります。気持ちはよくわかります。理論的にもよくわかります。
ただ、私は聞いていても「あ、チューニング狂ってんな」とは思いません。
私の大好きなギターウルフに関して言えばもう何を弾いていてもわかりません。
私がライブハウスに見に行くようなバンドの場合チューニングが狂っていたとしても私にはわかりません。
ギターのチューニングは「正しいほうが正しい」です。でもそれだけです。
自転車のホイールの「フレ」も同じなのかなと思いました。それだけです。
でも近々ホイールの振れ取りしようかな、楽しいですしね。
自転車が趣味です!って人に言おうと思うと「振れ取り台」のひとつぐらい欲しいですよね。
というか自分でホイール組みたいですね。うん、楽しそうだ。