革パンを解体してサドルを張り替えて失敗しました。
先日張り替えたセライタリアのサドルが不出来だったのでやり直しました。
先日張ったのは近所の手芸屋さんの店頭ワゴンに放り込んであった端切れの茶色いビニールレザーでした。
初めてやったのと私の性格の問題で縁にシワが寄って、残念な仕上がりでした。
「どうせ座れば見えなかろう」ということで使っていましたが張るときギュンギュンに引っ張ったもんでいきなり先端あたりが裂けたりして「なんだかなー」と思ってました。
それと、ビニールレザーってのも気に入らなくて、ここは本革にしようと思い通販サイトを見るもなんだか「売ってる端切れのサイズがよくわからん」「厚みもよくわからん」「そもそも張れないの来たら困る」とか考えると非常にめんどくさくなったぐらいに、タンスに履いてない革パンがあったことを思い出しました。
これです。よくわからんとこの革パン。学生の時分に古着屋で買った覚えがあります。
講義中にギシギシと音を立てながらいたのが私です。
牛革かな、多分。テカテカしてます。まあ普通の細さです。
もう履くことも無いというか、他にも革パンあるので。。
取り敢えず切り出しました。
革パンは接着剤(両面テープ?)とステッチで止めてありました。丈夫なわけです。
作業工程は前回と同じです。
おおよそサドルに合うぐらいに生地を切ってから
まず縦方向から接着して
シワを取りながら横方向も張り合わせて
フチと裏側を接着して完了です。
書くと簡単ですがやると難しいです。
でも仕上がりを気にしなければやるだけなので簡単です。
というわけでまず既存の表皮を剥がします。
先日貼り付けたばかりなので簡単に取れるかと思いましたが意外としっかり付いていて取るのに苦労しました。
百均のコニシボンドGクリヤで十分な接着力があることが分かりました。
(百均のコニシボンドは本当にコニシボンドなのか疑問を抱いていましたが本当にコニシボンドでした。そのあとホームセンターに行ったら同じようなコニシボンドが97円で売っていました。。)
カッターも使いながら剥がしたものがこちらです。前回より汚いです。ウレタンも痩せました。
でも構わず進めます。
縦方向を貼ります。
今回は引っ張りやすいように革の前側に穴を開けて、紐を通してレールに結んでみました。これでばっちり引っ張れます。
縦方向の貼り付けはかなりうまくいきました。
あとは横を引っ張りながらシワを取って貼り付けておしまい、となるはずでしたが思っていた以上に革パンの皮が分厚くて全然伸びず、もしくは革パンにする過程でもう伸びないようになっていたのか、とにかく思った以上に伸びずシワが取れず、というかぜんぜんだめで横方向は貼らずに諦めました。
次に別の生地を探したところ、台所の椅子を張り替えたときに使った紺色のモケモケした生地があったのでこれを使ってみました。少し前に娘と一緒にサコッシュを作るときに使った生地です。
が、生地の密度が低く(スカスカっていうんかな)裏面に塗ったボンドが貼り合わせる際に表まで滲んで、それが表地のモケモケしたアクリルみたいなとこを溶かして、ハゲハゲな状態になってしまいました。
というわけでこれもだめで、結局はじめの手芸屋ワゴンのビニールレザーを新たにカットして貼り直しました。
今回は千切れないように加減しながら貼りました。
千切れなかったものの、なんとなくあまい仕上がりになりました。
しかもくたびれていたこともありフチの処理が前回より汚くなってしまいました。
というわけで時間だけはベラボウにかかったけど、元より悪い状態になっちまっいました。ああ悔しい。
そうは言っても乗ることに問題があるわけじゃないので
サイクリングに行きました。
空き地に椅子が置いてありましたので立てかけてみました。
初めて走る道だったので色々発見があって楽しかったです。
最近近所のサイクリングが楽しいです。同じ道を走るのも結構好きです。
この時期は少し通らないと雑草がめちゃめちゃ伸びてたりして「ギョッ」とすることがあります。
たまにでかい虫とぶつかることもあります。
SURLYのMidnightSpecial(46)を描いてみました。
手持ちのペンでは現物に近い色がなかったので「水色」で塗りました。
途中でシートポストとステムの色を合わせてなかったことに気が付きました。
ここが違うだけですごくバランス悪くなる気がします。
押さえるところはきちんと押さえるのって大事だなと思いました。
でもまああんま細かいこと考えずに色塗りしてました。
基本ばかり押さえてると、なんだかそれはそれで残念なものになりそうだし。
刻んだ革パンどうしようかな。
そしてズタズタにされていくアナトミックサドルどうしよう。
座り心地は一番気に入ってるのだけど。