Muddy Foxレストア⑬ リヤハブのメンテナンスとタイヤ交換。
前回に続いて今回はリヤハブのメンテナンスをしていきます。
前回の記事がこちらです。
今回メンテするのはこちらのホイールです。
ARAYAのリムTM-820です。
リヤホイールのハブにアクセスするためにはまずスプロケットを取り外す必要があります。
このマディフォックス(MF26EASSG)は7Sですがカセットスプロケットが付いています。
取り外しは一般的なヌンチャクのような工具とロックリングを回す工具の二種類があれば外せます。
7Sは現行だと殆どボスフリーしか無いのですがこの時代はカセットもありました。
今でもカセットスプロケットは辛うじてラインナップにあったと思います。
ただまあいま新たにホイールを入手するのであれば8S以上が良いと思います。
というか私は8Sを推します。
少し脱線しましたが、外す際はこのようにヌンチャクとロックリングまわしをセットしてロックリングを回します。こちらは正ネジになっているのですがそのまま回すとフリーホイールが空転してしまうので、このヌンチャクのようなものでスプロケットを押さえて空転を防止するわけですね。
多少固めにしまっていたりすることもありますが今回はすんなり緩みました。
ロックリングを外すとトップギヤとセカンドギヤが外れます。
外したものがこちらです。
写真では本体にくっついていますがワッシャーのようなスペーサーのようなものも外れます。
リヤハブ、フリーホイールの部分です。
なんとなくコテコテしています。
反対側(フリーの付いていない方)です。
こちらもフロント同様ダストカバーが付いていますので外します。
そしてハブスパナを使ってシャフトを外していきます。
シャフトを外して、ハブの中のベアリング球も回収します。
とりはずしたものたちです。
ダストカバー、カセットスプロケット、アクスルシャフト、ベアリング球、玉押し。
それにしてもなんというか微妙な汚さです。
反フリー側です。
掃除しました。
むむむむ。。。
虫食いがありますね。
ということは。。。
おぉ。
やっぱり球にもかじりがあります。
数えてみるとその数8個。
18個中8個なのでかなり虫食いがありました。
ひとつだけ写真を撮ってみました。
わかりやすく虫食いがあります。
指で触るととてもよくわかります。
こちらのベアリングはノギスで計ったところ6.35mmでした。いわゆる1/4インチというサイズです。
後日自転車屋さんに買いに行くつもりですが今回はとりあえず仮組みします。
そしてついでに先日買っておいたタイヤに交換しておきます。
kendaのSLANT SIXというタイヤです。
まず古いタイヤを取り外します。
こちらが取り外したパナレーサーのSMOKEというタイヤです。
後輪専用タイヤみたいですね。
チューブにはおそらく年代物(97年かな)と思われるナショナル製のチューブです。
精神衛生的にはチューブは新品にしておきたいですが
今回はそのまんまでいきます。
リムテープは24×1と3/8の印字があります。
幅も狭いような気がします。
まあリムテープなんて付いていればなんでも良いと私は思っているのでこれもそのままいきます。
タイヤが付きました。
このままリヤハブも仮組みします。
ハブにグリスを盛って球を入れます。
こいつは片側9個づつです。
例によって大体のところで玉当たりを調整します。
まあまた今度球新しいのに変えたらキチンとやります。
ついでにフロントもタイヤ交換しておきました。
交換前も交換後もタイヤのサイズは26×2.1ですが
若干幅が太くなりました。
よりオフロード向けのブロックタイヤなので見た目も変わりました。
今こんな感じです。
何もついていなくてすっきりです。
今回はリヤハブのメンテナンスと言いながらあまりリヤハブに触れていませんでした。
フリーホイールを取り外そうとしたのですが
なぜか外れず、ボルトをなめてしまったのでフリーホイールを外すのは諦めました。
以前同じようなSTXのハブをばらしたときは何も考えずに外れたのですがなんでなんでしょう。
わからんことは多いですがとりあえず今回はこんな感じで終わります。
まだまだ続きます。
いい加減長いなあと思ってます。