Muddy Foxレストア⑧ Vブレーキの掃除
前回の続きです。
前回取り外したブレーキ本体を掃除していきます。
所々が錆びていますが24年程経っていることを思えば綺麗と言っていいでしょう。
台座にはまっていた部分を拡大して見てみます。
砂とかホコリとかいった類のものがグリスに混じって溜まっています。
こういうところを掃除して新しくグリスを塗ってあげると動きがよくなると思います。
綿棒とか千枚通しとかマイナスドライバーとか色々使って汚れを掻き出します。
錆びている部分は真鍮のワイヤーブラシで擦ります。
ブレーキシューを留めているボルト、ワッシャー類は少し複雑なので忘れないように写真を撮っておきます。
結構複雑ですね。
Vブレーキってあんまり触ったことなかったので新鮮な気持ちです。
この独特の座金でトーインの調整だったり、シューが減ったときのリムとの位置合わせを行うみたいです。ふむふむ。
少し分かりづらいところに型番の刻印があります。
BR-M600、刻印がややずれた形跡があっていいですね。
このBR-M600のグレードはDEORE-LXだそうです。
この自転車 MF26EASSG は基本的なコンポはSTXが搭載されていますが
ブレーキ本体、レバーはひとつ上のグレード(DEORE-LX)が付いています。
今のアラヤの自転車でもそうですが制動装置とかにワンランク上のものを付けて販売するというのは個人的に結構良心的だなと思います。
昔私が乗っていたアラヤ製のラレーCRNもメインコンポはTIAGRAでしたがSTIは105が付いていてなんとなくお得な感じがしました。こんな昔から同じようなことやっていたんですね。
まあ今となってはコンポのグレードなんてどうだっていいんですが良いものが付いていると嬉しいもんです。
(ただ最近のコンポは10速、11速、12速とチェーンに互換性もないし、耐久性とか考えると私は安いグレードが好きです)
で、いきなりですがバラして磨いて注油して組み立てたものがこちらです。
うん。もともと結構綺麗だったのであんまりわからんですね。
磨くとSHIMANOのプリントが薄くなります。
片側左右とも磨いて注油して組み立てます。
細々しているので写真あまり撮っていませんでした。
ひたすら地道な作業の繰り返しです。
もう片側も作業完了です。
うん。結構疲れます。ただアーム自体は磨いてあげるととても綺麗になるのでそこのところは嬉しくなります。充実感あります。
というわけで前後ともに作業完了しました。
こうして見るととっても綺麗ですね。
LXグレードのVブレーキですが質感はとても良いと思います。
個人的には殆ど触ったことのないVブレーキだったのでとても楽しかったです。
車体に組み付けるときうまくいくかやや不安ですがなんとかなるでしょう。
今回はこんなもんで終わります。
まだまだ続きます。