watagashi blog

ジャンクPCとジャンク自転車とジャンク裁縫とジャンク育児のことを書いてます。ロックンロールが好きです。

Muddy Foxレストア⑥ クランクの続き

 前回に続いて今回もクランクのことです。

SUGINOのMTB用トリプルクランク

Impel300です。カタログを見る限り、元々完成車に付いていたものです。

 

前回、車体から取り外して一通り観察したのち

左側(反ドライブ側)を磨きました。

 

今回は右側(ドライブ側)のクランクを作業していきます。

 

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前回取り外したものがこちらです。

もともと外す前に少し磨いておいたのでまあそれなりです。

 

早速ですがチェーンリングを取り外していきます。

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5アームですが、表面から見えるボルトは4本です。

1本はクランクの裏側で止まっています。

 

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私はボルト類を外すときはとりあえずクレ556的なものを吹付けます。

表側、できれば裏側からもシュッとやりたいです。

 

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シュッシュッと吹いたら

外していきます。

まずはインナーリングから外していきます。

ボルトを5本外すと取れます。5本全て正ネジです。

 

次がアウターリングとミドルリングを共締めしているボルト5本を外します。

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上の画像で分かるとおり5本のネジのうち1本はネジが表裏が逆で止まっています。

 

特別なことはありませんが、順番に緩めていきます。

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ついでにミドルリングの写真を取っておきます。

表と裏があるみたいです。

 

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ちなみに1本、表裏が逆に付いているやつはナットが短いものでした。

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クランクアームのこの位置に収まるように短いものが付いていました。

締めるとき、やや困りました。

私はペグスパナを持っておらず、テキトーな金属ヘラで供回りを押さえていますが

ペグスパナだとこの隙間にも潜り込ませることができるのでしょうか。わかりません。

 

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外したものがこちらです。

クランク、チェーンリングが3枚

ボルト、ナットが10個づつ。

 

何ということもありませんが掃除していきます。

チェーンリングはパーツクリーナーとウエスで擦ります。

どうせ使い始めたらすぐに汚れるのでそんなに神経質になるようなところではありません。

 

観察しているとアウターとインナーは殆ど使われた形跡がありません。

特にインナーリングに関してはそんな気がしました。

まあ現実的に考えてトリプルのインナー22tってそんなに出番ないですよね。

私もあんま出番無いと思いますが、ここはひとつロマン系ということで。

 

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掃除したものがこちらです。

クランクももう少し磨きました。

ボルトも錆びていたので真鍮ブラシで擦っておきました。

真鍮ブラシって結構好きでよく使います。

今工具箱に入っているものは多分20年ぐらい前にホームセンターで買ったものです。

当時は2ストの単車に乗っていて、やたらプラグを擦っていたような気がします。

 

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クランクアーム。

古いですがそれなりにきれいになりました。

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SUGINO impel

ここはプリントなのでコンパウンドでこすると薄くなりました。

気にしません。

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裏側にはSUGINOの刻印があります。

170はクランクの長さです。

MI3の意味はわかりません。

 

というわけで掃除したものを組み立てます。

組み立ての際には、ボルト類にグリスを薄く塗っておくとよいと思います。

私はなんとなく昔からの癖でグリスを塗っています。悪いことはないはず。

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組み立てたものがこちらです。

ボルトを締めるとき、アウターミドル側の短いナットのやつだけ少し締めづらかったですが締まりました。

実際に使ってみて緩んでくるようなことはないと思いますが少しだけ心配です。

インナーリングはサビが浮いたままですがとりあえず組み立ててから気がついたのでこのままにしときます。

 

少しづつの作業ですが今日はここまでです。

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まだ続きます。