ライトマウントを自作しました。
自転車のライトをハンドルに付けているのですが
スッキリさせたくてハンドルじゃないところに付けたいなと思っていました。
私はキャットアイのVOLT200というライトを使っていて、このライトのマウントは基本的にハンドル(筒型のもの)に取り付けるようになっています。
なので、どこかしらにこの筒型のもの(ハンドルと同じぐらいだと22.2π)を取り付けて、そこにライトマウントを取り付ければ良いわけです。
ママチャリのようにフロントフォークの中頃に取り付けるのが好みなのですがこれはなかなか難しそうなのでとりあえず他の方法を考えてみました。
市販品もあるのですが、まずは作る方向で進めます、楽しいですからね。
フロントフォークのエンド部にフェンダー用のダボ穴が空いているのでここを使うことを考えます。ここはM6のピッチ1.0のネジ穴が切ってありますのでM6の1.0のボルトであれば取付可能です。
ホームセンターでM6サイズの長いナット(30mm)を買ってきました。60円でした。
フォークの内側からボルトを突き刺し、コイツで止めます。
10mmのスパナで締めます。ということは外径は10mmぐらいです。
これにバーテープの端材を巻いて22.2mmぐらいまで拡張します。
こんなぐらい巻きましたが、巻いたあとの写真を撮り忘れました。
で、結果としてこのバーテープはシリコンタイプでクッション性の良いものなのでマウントを締め込むとかなり変形してしまい実用は厳しそうでした。
見るからにダメそうだったので試走すらしていませんがおそらくダメでしょう。
コットンタイプのものだともう少し結果は違ったかもしれませんが生憎うちには無いので諦めました。
もう少しクッション性の少ないもので「平ゴム」を巻きつけることも考えましたが、10mmのものに巻きつけて拡張すると近しい結果になりそうでやめておきました。
次に何か無いかと漁っているとハンドルの切れ端がありました。
スポルトに最初付いていたハンドルの切れ端です。(ちなみに本体は祖母の自転車のシートピラーになっています。昔の自転車で変わったサイズだったのです。)
というわけでハンドルの切れ端を適当な長さにちょん切ります。
切るにはパイプカッターを使いました。コイツは便利です。
便利ですがハンドルを切るのは結構大変です。
物干し竿は一瞬で切れるのですがハンドルはもう少し大変でした。
で、いきなり完成形なのですがこんな感じに付きました。
もともとハンドルなのでマウントの取り付けはバッチリです。
中をM6の長めのボルト(50mmぐらい)が通っていますがそのままだとスカスカなのでここにもバーテープが巻いてあります。
端っこはちょうどいい具合のワッシャーを噛まして押さえてあります。
文章だと分かりづらいかなと思ってイラストを描いてみましたがやっぱり分かりづらいですかね。
手持ちのボルトが若干短かったのと、ハンドルを思いのほか長めにカットしてしまったのとでフォーク内側からナットで止めるほどの突き出し量がありませんでした。まあ多分問題ないと思いますが。
マウントを取り付けたところです。
良い感じです。
ライトも付けてみました。
うん。
いいじゃん。
近所を少し走り出したら雨が降ってきたのですぐに帰ってきました。
もう少し様子を見てみようと思いますがとりあえず完成です。
今回のライトマウントの自作は結果として家にあったもので出来ました。
使ったものは
・ハンドルバーの切れ端
・M6ボルト(50mmぐらい)
・ワッシャー
・バーテープの切れ端
フォークにフェンダーダボがあるものでしたら殆ど同じように取り付けは可能だと思いますが
フォーク側のネジ穴とボルトがしっかり止まるかはフォークによって多少ワッシャーやらスペーサーやらで調整は必要かと思います。
市販のクイックのナット側に取り付けるものを買うのが最も安上がりでスマートなのかもしれませんが自分で考えて自分でどうにかするってのは私はいいことだと思います。その上で市販品の値段が高いのか安いのか判断して購入を決めるというのもいいのかもしれません。そして私は市販品って安いよなーといつも思います。好きな人以外自作するメリットは無いけど好きならやればいいと思います。