watagashi blog

ジャンクPCとジャンク自転車とジャンク裁縫とジャンク育児のことを書いてます。ロックンロールが好きです。

ジャンクな自転車を手に入れたら自分ならどう組むか?

先日からヤフオクやらでジャンクな自転車を手に入れたらいくらぐらいで乗れるようになるか?

ってことをツラツラ書いていたわけですが

そうすると何か実際にやりたくなってきてしまいますが

それはお金も場所もかかる話ですので

頭の中とイラストにして考えてみましょう。

 

こんな選択肢もあっていいのかな、って程度で。

 

テーマは「もしうちに90年代クロモリMTBがやってきたら・・・」

ってことで、早速ですがイラストにしてみました。

 

f:id:watagashiH:20220202222955j:plain

こんなんになりました。

イラストと言いながら説明文多めです。

読めば分かるんですが折角なのでひとつひとつ見ていきましょう。

 

まず車体はARAYAのマディフォックス。

マディフォックスと言っても種類は沢山あるし、年ごとに型番が変わっているので

例えば90年のMF26EXP-Gということにしましょう。なんでもいいのですが。

 

どんな車体だとしても

基本的に古いものは分解、清掃、グリスアップしてから組み立てです。

 

まずドライブトレインから見ていきましょう。

駆動系ですね。

この時代によくある前3枚、後7枚の21段変速です。

今となっては絶滅危惧種の駆動系ですが実際乗ってみたら何も問題無いことに気が付くと思います。実際ホームセンターとかに売ってるMTBルック車にはまだ使われている構成です。

ただこの時代のクランクは大体かっこいいのが付いています。

クランクはちょっと華奢なシルバーの5アームのものが多いのでここはまずカッコイイです。

チェーンもこのあたりはHGなので今のものと同じです。もう少し新しくなると一時期だけIGという規格が使われていたりします。

ペダルは純正のMKSのMT-LITEが使われてればそのまま使いましょう。

BBはカップアンドコーンなのでめんどくさい人はシマノのカートリッジタイプに交換しましょう。

 

次にブレーキにいきましょう。

ブレーキはこの時代はカンチブレーキです。

Vブレーキはありませんが、気になる人はVに交換しても良いと思います。

その場合レバーも変えないといけないのでカンチで良いと思います。

(なんか現物ないのにこんなこと書いてると、おもしろいですね)

シューは多分くたびれてるので新品に交換しましょう。

ワイヤーは言わずもがな交換です。

 

次にハンドルまわりいきましょう。

この頃はまだアヘッドが出ておらずスレッドステムなのですが

そこにも1インチとOS(1と1/8)があるかと思いますのでそこはちょっと注意しましょう。

1インチのスレッドステムは今でも普通に選択肢ありますが、OSになるとほぼ壊滅です。

そのままステムを活かすつもりならOSでもいいですが1インチのが幅は広がるように思います。

OSならステムコンバーターつけるのもありかな。

で、1インチスレッドだとして私ならNITTOのブルムースB901あたりを付けたいかな。

まあ何でもいいんですが。

 

合わせるグリップはオーリーのマウンテングリップ、黒とかでどうでしょう。

攻めない姿勢も大事かもしれません。

ブレーキレバーはよっぽどじゃない限り使えると思うのでそのままで。

シフターは壊れてるようであれば現行のラピッドファイヤーが安くて使いやすくて良いかと思います。

 

サドルは純正でセライタリアのアナトミックが付いていたらラッキー。

これは今も私は使ってますけどとてもいいです。

見た目のダサさも含めてすごく好きです。

アボセットとかのサドルとかもいいと思いますがマディフォックスには純正で付いてない気がします。

なんとなくあんこモリモリなサドルが気分です。というか好きです。

 

タイヤは26インチなので

いろいろありますが、主流じゃないので選択肢はやや少なめです。

グラベルキングとかマラソンとかでも良い気がしますが

なんとなくパセラの1.5とかがスピード感あって良いかもしれません。もしくは1.75。

どちらにしろやや細め。ルックスてきには2.1ぐらいが良いとは思います。

ややノブ付いてるやつとかのが見た目は好きですね。

サイドスキンももちろんグッドです。

 

ホイールはマディフォックスならARAYAのリムとシマノのハブが付いているのでハブだけバラしてグリスアップして、ニップル締めてあげるといいかもしれません。振れ取りは私はできないのでそこはお店にお願いするのが一番よいかも。

もしリムがヘタっててホイール交換するならハブダイナモとか入れたいですね。

まあなんにせよそのへん乗るだけなら大丈夫でしょう。

 

荷台とカゴ

これは欲しいです。

ただ荷台って調べると分かると思うのですが

後用は安くても選択肢あるのですが前用はやや少ないです。

まああるにはあるのですが、カッコ優先するなら日東の荷台が良いです。

用途にもよりますが大きめのカゴ付けるならラックもそれなりのものが良いです。

というわけで絵では日東の52FとWALD139の組み合わせにしておきました。

ここだけで3万円ぐらいかかってしまうけど。

安く済ませれば5千円ぐらいでも荷台とカゴはできます。

 

泥除けは無くてもいいけどあるといいかな、って。

SKSとかそういうのでよいです。

もちろん本所やベロオレンジもいいですし、子ども用自転車に付いてる樹脂のあれでもいいかも。

 

って感じで組むとどうだろう。

いかにもベタなエブリデイバイクって風貌ですが

90年代のカラーリングと組み合わさるとかっこいいと思います。

まあベタっちゃベタなんですが、いいよね。

 

というわけで次はお金の計算いってみましょう。

 

タイヤ パナレーサー パセラ26×1.5 前後5500

チューブ シュワルベ 前後2000

チェーン シマノHG40 1500

BB シマノ BB-UN300 1500

ワイヤー類 シマノ 3000ぐらい

ハンドル NITTO b901 10000

グリップ OURY マウンテングリップ 2000

荷台 NITTO 52F 25000

カゴ WALD 139バスケット 4500

どろよけ SKS 5000ぐらい?

 

こんなもん?

あとは磨いたりグリスアップしたりすれば使えるとするとこんなもんでしょうか。

 

合計いくらなんでしょうか。どきどき。

 

ぴったり6万円でした。

まあ、妥当っちゃ妥当でしょうか。

ちなみにここに車両代含めてませんから

タダでもらってきても6万円はかかります。

1万円で買ったとしても7万円か。

 

安く済ますなら荷台を安いのにするのが一番手っ取り早いですが

そこは何を取るかってとこでしょうか。

泥除け、荷台、カゴ、無しでステム、ハンドルもそのまま使うなら

25500円になりました。いきなり現実的な価格。。。

 

あ、スタンドのこと触れてませんでした。

安い一本足のセンタースタンドが良いと思います。

 

ブレーキシューも忘れてた。。。

 

と、なんだかんだでやっぱり安くても部品代で3万円かかります。

というか掛けましょう。

 

ということで

もし、90年代のクロモリMTBを手に入れてかっこよく乗ろう、と思ったら

全部自分でやって3万円からって感じですね。もうちょっと予算あるとより理想に近づけますね。

ってお話でした。

 

うーん。これ、誰かの役に立つかなぁ。

自分のためになるか。

 

同じ思いの人いて、コレ見て組んだら教えて下さい。

絶対私と気が合います。

では。

自転車を自分でレストアするといくらかかる?その2

f:id:watagashiH:20220201215055j:plain

ヤフオクなどでいわゆるジャンクな自転車を落札して自分で修理したらいくらかかるの?

という疑問を持つ人が少なからず居ると思うのでそういう人に向けて書いてます。

 

前回の記事がこちらです。

そもそもここでいうレストアってなに?どの程度やるの?ってところから

ジャンク自転車にもランクがあるんだよ、ってこと。

少し前に私が実際ヤフオクで買ったジャンク自転車直すのに24600円かかったよ、ってことまで書きました。

 

今回はそれを踏まえた上でランク別にいくらぐらい掛かるんだろう?ってことを書いてみたいと思います。

 

まず3級ジャンク自転車

これも物により個体差はありますが

 

例えばヤフオクで26インチ、リムブレーキのクロモリMTBを5000円で落札したとして

送料が5000円だとします。

消耗品(タイヤ、チューブ、チェーン、ワイヤー類、ブレーキシュー、グリップ)は全て交換する。

ばらせるところは全部ばらして組み直す、ということをするとします。

消耗品のおおよその値段ですが安いもので揃えたとして

タイヤ前後で3000円から(からですよ、どうせならかっこいいの付けましょう)

チューブ前後で2000円程度

ワイヤー類2000円ぐらい

グリップ1000円(グリップは安いから是非気に入ったやつを)

ブレーキシュー前後1500円

だとすると部品代の合計が9500円。

車体と送料と部品代で19500円。約2万円ですね。

当たり前ですが作業は全て自分でやらなくてはいけません。

必要な部品の調達も、全て自分でやったとして

3級ジャンク自転車の再生に2万円程かかります。

 

もちろん必要な工具、ケミカル類は全て持っているという前提です。

さて、どうなんでしょう?

軽い気持ちでジャンク自転車落札して直してこましたろ、と思っていた人の半数以上が2万円という値段で諦めると思います。懸命な判断だと思います。

 

ではより強固な2級ジャンク自転車の場合はいくらになるんでしょうか?

条件は先程のものに加えてサドル、シートポスト、シフター、ブレーキレバーが付いていないということにしましょうか。

ということはそれらの部品を調達しないといけません。

サドルが安くて3000円

シートポスト2000円

シフター2000円(なんとなくターニーの7Sとかで)

ブレーキレバー3000円

だとすると合計で1万円。

先程の2万円と合わせると3万円ということになります。

 

しかしちょっと待ってください。

これからジャンク自転車に手を出そうという人だとサドルぐらい余らせているかもしれません。

シートポストも余らせているかもしれません。

だとすると2級の相手も3級の相手も実はあまり変わらないのかもしれません。

 

次に1級ジャンク自転車ですが

これは先程までのもに加えてシートポスト固着が条件に加わるとします。

固着に関してはやってみないと分からないとしても、安く上がるということはありません。

まあ簡単に緩んだらシートポストの分安くなりますが、それなら扱いは2級です。

というわけで固着しているようなジャンク自転車は手を出さないほうが良いでしょう。

力試ししたい人は止めません。全力をぶつけて下さい。やる前から諦めるのはよくありません。

自転車屋さんに持ち込んでも固着は運次第だと思います。

費用は分かりません。私は頑張る人を応援します。

 

特級ジャンク自転車。

まあこれも色々かと思いますがフォークの歪みぐらいならフォーク交換という手があります。その場合はヘッドパーツのことも加わります。ベースプレートだけでいけるかもしれません。まあ歪むほどならヘッドチューブも怪しい気がします。

アウター受けがもげているような場合ビルダーさんに新たに溶接してもらう手もあるでしょうし、シフトワイヤーのアウター受けなら諦めてシングルスピードにするという手もあるかもしれません。

フレームの亀裂もビルダーさんに相談でどうにかなるかもしれませんが、安く上がるということは無いと思います。フレームに火を入れると塗装のことも加わるので自家塗装するにしても値段と時間と手間が格段に上がります。

手を出さないほうが良いでしょう。

特級ジャンクは画像で判断できると思いますし。

 

と、簡単にではありますがそれぞれ上げてみました。

 

それらをまとめてみると

工具・ケミカル類は持っている前提で

3級であれば、分解組み立て、消耗品の交換で2万円から。

2級なら25000円から

1級は大人しく諦める

特級には近づかない。

 

ってことでいいんじゃないでしょうか。

 

まあでも折角、落札して分解して組み立てるのであれば

使いたい部品付けたいですよね。

例えば先程あげた26インチのクロモリMTBであれば

転がりの良さそうなタイヤ付けて

サドルもお尻にあったもの付けて

ハンドルもプロムナードバーやらを付けて

泥除け、荷台、カゴ、センタースタンドなんて付けてあげたくなるかもしれません。

 

そこまでやっちゃうと新品のクロスバイク買うより確実に高くなります。

なりますけど満足感も確実に高くなりますし、愛着も湧きます。

 

ということで、我々素人が狙うとすると

3級、2級ならどっちでもオッケー。

気に入った部品使いましょう。

もっと言うとある程度お金かけましょう。

じゃないと自分で組む意味が無いです。

そうじゃなければ大人しく自転車屋さんで新車買いましょう。

 

運悪く落札した自転車が1級で手に負えなかったら大人しく諦めて剥ぎ取れる部品を剥ぎ取って次なるジャンク自転車に備えましょう。(そして1級ジャンク自転車として出品してしまいましょう。。。挑戦者求む)

 

でもでも、ジャンク自転車といってもどんなの狙ったらいいのかわかんないよ、って人いると思います。

 

そもそもジャンク自転車という概念から「おまけ付きフレームぐらい」にとらえておくと良い気がします。

 

それでも、なにかこう狙いどころって無いかなと思うと

部品が安く手に入りやすいものが良いのかなと思います。

ということで選ぶならちょっと古めの700Cのアルミロードとか

クロモリ(なんか高いけど)のロード、スポルティーフとか

26インチのMTBとか割と良いのかなと思います。

フレームサイズはなんでも良いと思います。よっぽどじゃなければ乗れますよ。

 

ちなみに私ならベタですけど26インチの鉄のMTB

リジッドフォークで前後にダボ穴付いたやつなんて最高だなと思います。

そういう色褪せないカタチのフレームなら良い部品使ってあげてもいいし、安い中古部品とかでもしっかり受け止めてくれていいなと思います。

自転車をいじるのはとても楽しいですよ。

自分で組んだ自転車は愛着湧くし、スーパーとかに買い物行ったときとか

出てきて自分の自転車を遠巻きに見ながら「くほほ、かっこええなあ」ってなりますよ。

まあ周りの人から変な目で見られるのは確実ですが。

 

というわけで、ジャンクな自転車を手に入れてしまった人はやるしかないですし

これから手を出そうかなって思ってる人は覚悟決めて気軽に飛び込みましょう。

 

では。私もなんかまた組みたいな。

 

そしてこの記事を書いたあとで久しぶりにヤフオク見てみたけど

いい感じのジャンク自転車あんまないですね。みんな結構高めの設定でした。

というわけで気長に待つのも楽しみのひとつです。釣りみたいなもんです。

では。

自転車を自分でレストアしたらいくらかかる?その1

気がつけば長いこと更新していませんでした。

マディフォックスの修理まとめ記事を書いてから4ヶ月程放置してました。

その間も自転車に関することは結構やっていて

主に自転車に関する絵を描いたり(あんま自転車関係ないか)、サドルバッグを作っているのですが、裁縫を写真に収めながら作業するということがどうも苦手で、考えることがたくさんあって、自転車いじり以上にトライアンドエラーの連続なのです。

ということでサドルバッグはまだ完成していませんが、最近それもさぼっていますがそのうち完成させます。人生百年時代です。

 

ということで久しぶりの記事は

自転車をレストアしたら実際のとこいくらかかるの?ってことを私なりに書いていきたいと思います。気になりますよね。やる内容含めて。

 

そもそもレストアとは、って話になるのですが

本来の使われ方としては古い自動車やオートバイを当時のまま復活させる、もしくはより当時に雰囲気に近づける。といった使われ方が私の認識です。

なので部品も極力オリジナル、無いものはワンオフで作る。もしくは雰囲気を崩さないような現行品でいく。というイメージがあります。

自転車の場合も同じようにレストアというと古いフレームにビンテージパーツを使い、当時のものを再現する。再塗装すら許さん、という保守派もいるような感じで私は捉えています。

 

ただ自転車の場合は自動車、オートバイに比べるとフレーム、部品に規格がある程度決まっていて、規格さえ合えば修理の自由度が高く、部品が付いて、走れて、止まれて、曲がれるということを満たせば個人の好みを反映させて組み立て直すことができます。

それもお金の掛け方次第でどうにでもなるので

ここで私がこの記事に書く「レストア」とは「不安なく乗れること。見た目もカッコイイこと。でもあまりお金はかけないこと」というぐらいに思ってほしいです。

レストアというよりかはお金をあまり掛けない修理、リビルトという感じでしょうか。

フレームの塗装もやってみたいところですが、場所と時間とやる気がまだ足りてないので

全てを満たしている人はやってほしいです。

 

ひとつの例として、以前に私がヤフオクで97年製のARAYAマディフォックスを購入して、レストアしたときの実際に掛かった費用を計算してみました。

・本体 3200円

・送料 5000円ぐらい

・タイヤ 前後1000円

・ワイヤー類 3000円

・リードパイプ 500円

・ブレーキブーツ 200円

・ブレーキシュー 1500円

・ハンドルバー 8000円

・グリップ 2000円

・ベアリング球 200円

上記合計 24600円でした。

 

そのときのことを記事にしてありますので興味のある方は是非。

とても長いのでお時間のあるときにでも是非に。

 

合計24600円が安いのか高いのか。

そのうち車体は3200円。配送料は5000円。

ハンドルはどうしてもsimworksさんのFUN3BARが使いたかったのでそこに8000円。

この3点だけで16200円。それ以外の交換部品に掛かった金額は8400円ということになります。

タイヤはいつもお世話になっている自転車屋さんで長期在庫だった未使用品を1本500円で譲っていただきました。アマゾン等で買うともう少し高いと思います。

車体の購入相手は同県内だったので取りに行くことも考えましたが時間的にもご時世的にもやめておきました。自分で引取に行けば配送料はかかりません。時間とガソリン代はかかりますけどね。ハンドルも既存のもの、もしくはもっと安いものを使えば費用は抑えられます。

ただ自分で修理して自分が乗るとなるとそこには「こうしたい」という欲が産まれてきます。

そういう意味でこのハンドルを付けたことはとても良かったと思いますし、安く思えるような気がします。人によってはそれでも高く感じるのかもしれません。

それと私の場合、自転車をいじるのが好きなのである程度工具類、ケミカル類は持っていてその分は掛かった費用に含めていません。

消耗品もワイヤー類やタイヤなんかも持っていましたが、今回組むのには使わず新たに購入しました。

そういった状況も踏まえての24600円です。

24600円あれば新品で買える自転車もあります。

97年製の自転車を最低限納得が行くように自分で24600円かけて(もちろん何を買って、どのように直すのかも自分で調べないといけません)直すことが果たして安いのか、それとも高いのか。

(私は安いと思ってますけどね。単純な値段の話ではなく行為含めて楽しいし)

 

なのでヤフオクでもジモティーでもなんでもいいです、実家で忘れられていたやつを正月に引き上げてきたとか、知り合いの昔乗ってたやつを缶ビール6本と交換とかなんでもいいです。

「自転車を手に入れたらいくらで直るか?」っていう質問には私ならこう答えます。

 

ケースバイケースです。と。

そのへんの自転車屋さんに尋ねたら、まず間違いなく買い替えを奨められるでしょう。

でもそれは「この人は、お金はあまり払いたくないし、自分でやる気も無いけどできるだけ安く自転車に乗ろうとしているな」と思われるからでしょう。実際自転車屋さんにお願いすれば部品代とは別に工賃が掛かります。当たり前の話ですが自分で何もしない人ほど工賃が高いと感じているような気がします。人に頼むと人件費が掛かるのは当たり前なのにです。

なので自転車屋さんが買い替えを奨めてくるのは自転車屋さんのやさしさです。

 

まあとは言え私は自転車屋さんじゃないし、そんな相談されることもないからそれでいいんですが

もし、ジャンクな自転車を自分で修理して自分で乗りたいんだ、安く直して乗りたいというより修理するという行為を楽しみたいんだという奇特な人がいたならば。

こういうパターンならこのくらい部品変えて大体〇〇〇〇円かかるかも、このパターンなら〇〇〇〇円。それなら自分でやってみようか、あるいはそれなら自転車屋さんにお願いしようかな、というひとつの目安になったら幸いかと思います。

 

基本的には安くて調子の良い自転車を手に入れたい、ということが一番だと思う人はお店で予算内の新車を買ったほうが絶対に安いです。

 

というわけで前置きが長くなりましたが

ジャンク自転車いくらで直るの?ってことを書いていきます。

 

そもそもジャンク自転車とは何ぞい?って話になりますが

ヤフオクを見ていると個人から購入するものはノークレームノンリターンが当たり前だし

ヤフオクでリサイクル屋さんが販売しているようなものも殆ど廃品回収の自転車をそのまま出しているような感じだし(違ったらすんません。)

自転車には車検も無いし、中古自転車というだけで何が潜んでいるのかわからん状態です。

なのでちと古い中古自転車=ジャンク自転車ということにしておきます。(なんとなく90年代からってことにしておきますね)

そしてそのジャンク自転車の中にもなんとなくランクがあります。

まあそのヤフオクとかの話ですけど、画像でなんとなくわかりますよね。

説明文とか書いてあることは模様ぐらいに思った方が良いです。

おおらかにいきましょう。

ジャンクの海をさまよっていると、段々「あぁ、これはジャンクだなー、ジャンクなんだけど、多分ココこうしたらいい感じだな、うちにあそこのアレ転がってるよな、ってことはココとココだけ変えたら仕上がるんじゃないの?もしかして」「あー、これ近場なら取りに行きたいわー」「あぁ、これはここに致命傷を抱えてるから誰も入札せんのね、なるほどー」って一人脳内ディスカッションができるような人は是非飛び込んでほしいです。

それと普段ロードバイク乗ってて、通勤とか買い物とかちょい乗りに不便なんだけど

そのためにママチャリとか電動自転車とか買うのもなんだかなーって思ってる人にも是非飛び込んでほしいです。家に余らせてるパーツあるんじゃあないでしょうか。

 

ってなかなか話が進みません。すんません。

すんませんついでに長々と書きます。

 

「ジャンク自転車にもなんとなくのランクがある」と先ほど書きましたが

私なりに等級に分けてみました。

そしてその特徴を書いていきます。

 

全ての情報は出品者の画像にあると思って目を鍛えましょう。

 

 

「3級ジャンク自転車」

写真の見た目はボロそのもの。

アウターワイヤーは弾けてる。

塗装面は曇っている。

グリップはベタベタ。

スプロケット、チェーンなどの駆動部はしっかり錆びている。

そして実際古い(90年代ぐらい)、ただパーツは全部揃っている。

参考にはならんけど説明本文には大抵こう書いてある。

「タイヤはパンクしています。ブレーキもどりません。変速もしません。」と。

そして大抵サドルがやぶれていて、前後にプラチックの簡易フェンダー、サイドスタンド、バーエンドバーが付いている(というか付いていてほしい)。

ルック車も多いがARAYAのマディフォックスや、松下のマウンテンキャット、BSのワイルドウエスト、ミヤタのリッジランナーとかが結構出回ってる。

あまり聞いたことのないメーカーでも付いているパーツ類をよく見ると大体の素性が見えてくる(ような気がする)。

自分が知らないだけで当時としてはそれなりに出回っていたものもある。

調べるのもおもしろい。

ちなみに新家工業は昔のカタログが公式サイトで見れるのでとても楽しい。

というかこれが楽しめるひとは是非飛び込みましょう。

 

 

「2級ジャンク自転車」

ぱっと見た目に3級と区別するのが難しいのが2級ジャンク。

3級ジャンクの特徴に加えて塗装の剥がれがあったり、部品も揃っていなかったりする(サドルとかペダルとか)。

ホイールもハブが開けられないものだったり、リムが大きく歪んでいたりする。(ホイール交換)

シフターも動作しないだけでなく中身がバラされて再生不可のもの。

チェーンリングが著しく摩耗していたりするもの。

私が思うに3級ジャンクを直そうかなと思い始めたものの途中で諦めて、そのまま放置されたものだったりするような気がする。

2級とは言うけど「ちと問題のある3級」程度が妥当かもしれない。

もしくは中古フレームに部品がおまけで付いているといった認識が合ってるのかも。

 

「1級ジャンク自転車」

これも3級・2級と見た目では分かりづらいがここは説明文を信用して読んでほしい。

「シートポスト固着」この言葉が入っているものは間違いなく1級ジャンクと言おう。

というか入札するかどうかの基準にしてもいいと思う、シートポストの固着がないかどうか、これは説明に書いていなければ出品者に質問しよう。返答が無いようなら入札するべきではないと思う。

まあ近場で取りに行けて最悪部品だけでもってパターンならそれでもいいのかもしらんが。

固着はシートポストだけじゃなく、BBが外れないというパターンもある。

ヘッドパーツが緩まないというパターンもあるがそこはおそらく書いていないし、質問してもさすがにそれは答えられないと思うのでそこは仕方ない。

もし書いてあれば出品者が何かしらがんばったあとが見受けられるだろうし、ジャムの瓶の蓋みたいに違う人がやったら簡単に外れることもあるかも、、、、って、ないか?わかりません。

それと画像の見た目はよさそうでも独自規格のやつも1級扱いにしておきます。エアロ系のやつとか、フレンチ規格のやつとか。何かと専用工具が必要だったりするやつ。外車は特に危険度高めだと思います。

とにかく素人は1級には手を出すなということで。

画像じゃわからんこと多いですけどね。

 

「特級ジャンク自転車」

出品サムネイル画像を見ているとすごいオーラを放ちながらいつまでも消えることのないやつがいることに気が付くと思います。それを特級と呼びましょう。

たとえば、明らかな事故車でフォークが見た目に歪んでいる。

フレームに亀裂が入っている。

アウター受けがもげている。

ディレイラー取り付けのネジ穴がばかになっている。(古いものは直付けが多いです)

ろう付けが取れている。

クランクのフィキシングボルトがねじ切れている。

事故車では無いけど、持ち主が色々がんばった結果取り返しの付かないことになったもの。

等など、他にも色々あるけど素人では手に負えないようなものは全て特級ジャンク自転車とします。

自転車屋さん(ビルダーさんのが良いかも)によってはなんとかしてくれると思うけどよっぽどそのフレームに思いが無い限り新しいものを買ったほうが安いのは確実です。

逆に思い入れのあるものなら予算の許す限り戦ってほしい。

 

といった具合にジャンク自転車のランク分けを書いたところで随分長くなったので一旦ここまでにします。続きはまた書きます。

 

f:id:watagashiH:20210619212530j:plain

こう長々書いてから私のマディフォックス。出品者の画像改めて見るときれいなもんですな。

今思えばこいつは3級程度だったなあ。

でもこいつも実際に届いたらシートポストはまらず、シートチューブの修正から始まりました。

 

ということで結局のところ届くまでわかりません。

 

では、その2へ続きます。

 

 

Muddy Foxレストアのまとめの続き スペックと記録簿

先日マディフォックスのレストア記事をまとめたところですが

スペック的なことも記録として残しておこうかなと思いましたので今回新たに書いておきます。

 

マディフォックス

MF26EASSG 1997年モデル

フレームサイズ 410

フレーム 7000アルミ合金

フォーク SR SUNTOUR Duotrack8007

ヘッド小物 TANGE A-HEAD オーバーサイズ

BB Y.M.T(山本製作所) シェル幅68mm 長さ113mm

ハンドル simworks by nitto Fun3bar

ステム メーカー不明 アルミ90mm

ブレーキ shimano DEORE-LX Vブレーキ(BR-M600)

ブレーキレバー shimano DEORE-LX (BL-M600

クランク SUGINO IMPEL300 PCD94-58 170mm

チェーンリング SUGINO 42-32-22

チェーン shimano CN-IG51

Rディレイラー shimano STX

Fディレイラー shimano STX

シフター shimano (R)SL-M315(7S) (F)SL-MC37(3S)

スプロケット shimano CS-IG50 11-28T 7S IG

ハブ shimano STX 32H サイレントクラッチフリーハブ

スポーク 14ステンレス

リム ARAYA TM-820 26×1.50 32H

タイヤ F/R KENDA SLANTSIX 26×2.10

サドル SOPHIT-RⅡ

シートピラー ストロング NS-5 27.0mm

ペダル welgo LU-926

グリップ ESI Racers edge grip

 

こんな感じです。

サドルはちょっと違和感あるのでしばらく乗ってみて様子を見ます。

 

以前書いておいた記録簿的なものも完成にあたって書き直しました。

 

前に書いた記事がこちらです。

f:id:watagashiH:20210919231621j:plain

 

特にどうってことでも無いですが

やったことを記録に残すのは楽しい作業だと思います。

 

完成と言いながらも乗りながら日々変わっていくのが自転車のおもしろいところですね。

 

あまり内容はありませんが記録です。

Muddy Foxレストアのまとめ

f:id:watagashiH:20210916224152j:plain

先日やっと組み上がって乗ってますけどいいですね。

小さめのフレームに26インチの太めのタイヤはシルエットがポテっとしててとてもかわいいです。

今の所、近所をうろうろしたり通勤に乗ってるぐらいなのでタイヤの太さとノブのおかげであまり進みませんが乗り心地はとてもグッドです。

 

長々と書いてきた記事も気がつけば20件あったので見やすいようにまとめておきます。

 

最初に届いたときの記事がこちらです。

なんとなくヤフオクを見ていたら県内で安いものがあったのでろくすっぽ調べもせずに入札してみたら落札してしまった、という話です。

ヤフオク見てると一定数居る「廃品回収業者」の方から落札しました。

届いたものは何故かシートポストがはまらず、よくよく見てみるとシートチューブの出口が変形していたのでいきなり焦りましたが力技で解決しました。

ここで大まかなコンセプトが決まったように思います。

「雑に、かっこよく」

 

やや写真多めで観察してあります。

ダボ穴がどうとか、アウター受けがトップチューブにみっつもある、とか

そういったことを書いています。

あとアルミフレームの溶接痕のモリモリ具合についてとか。

 

 

前回のことを踏まえて、それと他の自転車たちの性格を考えて被らないように、コンセプトを明確にして、変えたいパーツたちをつらつらと妄想交えて書いたお話です。

こういうのが一番好きですね。

 

 

自動車の分解記録簿的なものを書いてみましたよ、というお話です。

相変わらずチマチマしたことが好きなのでこういうことをやってます。

 

 

タイトル通りですがペダルのオーバーホールをしたよというお話です。

ARAYA純正、welgoのペダル。チタンカラーがかっこいい。チタンではありません。

回転は渋いです。食いつきもそんなによくないけど色味とか質感は好きな感じです。

 

 これもタイトル通りですがクランクを取り外しましたよというお話です。

このときまでクランクのPCDは110だと思いこんでいましたが

まさかのPCD94という規格であることに気が付きました。

古いものには色々ありますね。取り外しだけで一記事にしてしまいました。

 

 

まさかのクランクだけで二記事目を書いてしまいましたよ、というお話です。

私はクランク好きなんですよ。

 

 

ワイヤー外したり、ブレーキ本体を外したり、リフレクター外したり

タイトル通り小物類の取り外しをしましたよ、というお話です。

 

 

ずっと地味な記事ばかり書いてますが

ココから始まる地味な記事のオンパレードの新章突入。

各パーツの磨きとグリスアップ。第一弾はブレーキの掃除。

掃除するだけで取り付けはしばらくあと、このパターンがしばらく続きます。

 

 

地味な記事は続きます。

ここは結構私のブレーキレバーに対する愛情が垣間見れるように思います。

まあタイトル通りレバーの掃除をしました。

 

 

 

 

地味な作業地獄ですが、タイヤを新規で購入しています。

とはいえ変わらず地味です。あまり作業は進んでいません。

 

 

BBを取り外したときのお話です。

カップアンドコーンのBBを専用工具無しで力技ではずしました。

良い子は真似しないでほしいものです。

カートリッジ式が安くて良いと思いますが、使えるものは使う姿勢が邪魔をします。

 

 

タイトル通りフロントハブのメンテナンスのお話なのですが

何かにつけてトラブルは付いてくるものですからこのときもそうでした。

持ってるハブスパナが入らない、というプチトラブルをまたも力技で乗り切ったよ、というお話です。結構頑張ってんだなと思ってもらいたいという思いです。

 

 

タイトル通りなのですが、そんなにうまくはすすみません。

しょうもないことで結構苦労してるんですってお話だったと思います。

結局ボールベアリングを新品にしたし、フリーボディを外すのを諦めました。

 

 

相変わらず地味なことばかり書いてます。

サドルのめくれをボンドで貼り付けたり

レールのサビをブラシで落としたけど落としきれず諦めたようなお話です。

 

 

タイトル通りです。細々したことしたお話です。

 

 

手がベタベタになるので苦手な作業というか写真の撮りにくい作業でした。

ちょっと苦戦したお話です。

サスペンションフォークの分解は諦めました。

またいずれやってみたいなと思います。

 

 

シフターを分解して修理したお話です。

勢いだけで作業してます。

本体より高価なハンドルを購入したのもこのお話です。

 

 

STXのメッキかかったディレイラーってかっこいいねと思いながら掃除をしたお話です。

それだけです。

プーリーにからまる「謎の毛問題」もここに書いておきました。

 

 

いよいよワイヤーを取り付けて完成、というところでワイヤーの取り回しにいちいち悩んだお話です。

このあたりでRシフターが壊れてしまって部品が来ずに作業が頓挫しました。

 

 

Rシフターを取り付けてグリップも取り付けて一気に完成まで持ち込みました。

長かった作業もこれにて終了。あとは乗るだけ楽しむだけ。

のはずがまだ続くことになります。

 

 

ブレーキを掛けると音がなる。と書くとブレーキが鳴いてると思われそうですが

そんな生易しいものではなく、ブレーキをかけるたんびにリムを砥石で削るような音がしていました。シューの交換で嘘みたいに快適になりました。

そしてこれにて終了です。完成です。長かったです。

まとめの記事を書いたつもりだけど結局長くなってしまいました。

お暇がある方是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

Muddy Fox ブレーキシューの交換

先日修理の完了したマディフォックスですが

乗り出してみると気になることって出てきますね。

 

ブレーキをかけるとものすごい音がして

とてもよく止まるのですが、止まるたびにリムを砥石で削っているような気持ちになったので

今回交換してみました。

 

前回までの記事がこちらです。

 

 

先日手入れをしているときは少し気になっていたのですが

シュー自体は十分残っていたので「使えるものは使おう」っていうケチなコンセプトだったので

気になりながらもオッケーということで乗り出したのですが

やはり乗り出してみると「ちょっとこれは。。」と思いました。

音って気になります。

 

というわけで付いているブレーキシューをチェックします。

 

f:id:watagashiH:20210912225838j:plain

シマノVブレーキ用のシュー「M70T3」です。

詳しいことは省きますが雨天時でも高い制動力を発揮するけどリムへの攻撃力はやや高めのシューということみたいです。

 

f:id:watagashiH:20210912225848j:plain

うん。これは強そうです。

 

実際、触ってみるとカチンカチンです。

ブレーキシューってこんなに硬いんだっけ?と思いながら作業を進めます。

 

f:id:watagashiH:20210912225833j:plain

今回購入したのは同じくシマノのブレーキシュー「M70T4」です。

「M70T3」と比べるとリムに対する攻撃力は弱めとのことです。

そのためなのか、新品だからなのか、手で触れてみると明らかに柔らかさを感じます。

ブヨブヨしてるとかそういうんじゃなくて、なんとなくソフトな感じがしました。

 

f:id:watagashiH:20210912225843j:plain

左側が新品のM70T4

右側が既存のM70T3です。

比べてみても殆ど変わりませんね。

そしてやはりシューの残量はしっかりあります。

 

ということで早速交換して乗ってみたところ

ブレーキを掛けるたびにしていたリムを削るような音は無くなりました。

ブレーキの効きも良くなりました。

やはりシューが経年劣化で硬化していたのでしょうね。

見た目には(残量的に)問題無くても古いもの(おそらく97年の新車時から変わっていない)なので交換は必要だったのですね。

当たり前といえば当たり前なのですがどうも貧乏性なのでそのまま使いまわしてしまいます。

でも消耗品は新品が調子いいですね。今回学びました。

 

f:id:watagashiH:20210912225906j:plain

 

近所を走りまわるだけでその違いはとてもよく分かりました。

早めに交換しておいてよかったです。

 

 

Muddy Foxレストア⑳ とりあえず完成しました。

あと少し、からなかなか前に進みませんでした。

理由はRシフターが来ないからだったのですが

ついに来たのですぐに組み付けてとりあえず出来上がりです。どうなんでしょう。

 

前回までがこちらです。ワイヤーの取り回しがどうとか書きました。

結局どっちの手でブレーキを握るか、ってところなんですが

まあお好みでしょうか。私は久しぶりに右手で前ブレーキ、で組んでやっぱりしっくりきてます。

 

さて、届いたシフターがこちらです。

f:id:watagashiH:20210908223430j:plain

SL-M315-7R

シマノのラピッドファイヤーの7速です。

今時こんなもん買うやついるんか、と思ってましたがついに我が家にこんなもんが来ました。

 

シマノのシフターってインナーワイヤーも付いててお買い得ですよね。

中古のシフターとか売ってますけど、新品でワイヤー付きのことを思うと

現行品買うのがお買い得だと思います。

そもそもこの辺のシフターは安いです。

 

というわけで早速取り付けます。

f:id:watagashiH:20210908223754j:plain

インナーワイヤーが青っぽい色してます。

初めて見ました。なんなんでしょうか。

気にせず進めます。

 

f:id:watagashiH:20210908223854j:plain

グリップは以前買っておいたESIのグリップです。

グレーにしてみました。車体のグレーに合わせたチョイスでしたが馴染みすぎて存在感が無さすぎる気がしました。もうちょい派手目な色でもよかったのかなと今更ながら思います。

ただ、このESIのグリップを使うのはとても楽しみでした。

もちもちしていて良い感じです。

 

f:id:watagashiH:20210908224133j:plain

ハンドルに差し込むに当たって説明書の絵にあるようにアルコールを吹き付けて叩き込みました。

シリコン製なのでパーツクリーナーだと溶けるらしいです。

まあきっとわかりませんけど、アルコールで問題ないです。

外すときはどうなんでしょう、わかりません。

 

f:id:watagashiH:20210908224330j:plain

付属のバーエンドキャップです。

シンプルでわかりやすくていいですね。

f:id:watagashiH:20210908224413j:plain

ウラ面はこのようになっていますがそのままだとハンドルの内径によってはハマりません。

ほなどないしたらええねん、ってことはちゃんと説明書に書いてあります。

 

f:id:watagashiH:20210908224421j:plain

ここのとこをハサミで三角に切り取ります。

 

f:id:watagashiH:20210908224647j:plain

綺麗に切れるもんですね。

で、無事に取り付け完了です。

シフターのセッティングも7速だし大体な感じでオッケーとしました。

 

f:id:watagashiH:20210908224727j:plain

こんな感じになりました。

やっぱりグリップ地味でしたね。

次があればOURYのマウンテングリップにしようかな。

 

f:id:watagashiH:20210908225152j:plain

近所を徘徊してきました。

9月になっていきなり涼しくなりました。

今年は雨が多くて夏少なかったですね。

 

f:id:watagashiH:20210908225257j:plain

うーん。いいですね。

こればっかり言ってますけどいいですね。

小さなフレームに26インチの太いタイヤはとてもかわいいです。

 

f:id:watagashiH:20210908225409j:plain

私が気にしてるアウターワイヤーは仮で付けていた黒いワイヤーもそのままにしておきました。

グレーと黒と混ぜたら車体色と合うかなって言うのが建前でまあめんどくさくなったわけですが結果オーライです。

 

f:id:watagashiH:20210908225607j:plain

正面から見たところです。

ハンドルはずっと使いたかったsimworksさんのfun3barです。

この曲げ具合のただ事ではない感じが最高です。

握った感じもとってもナイスです。ってまだそのへんの乗っただけですがしっくりきてる感じがします。

ステムもスポルト号に元々付いていた90mmの四点止めのものを付けました。

私がヤスリで一生懸命削ったので愛着ひとしお。強度はハテナです。

LXのブレーキレバーもとてもかっこいいです。いいデザインです。

 

f:id:watagashiH:20210908230044j:plain

f:id:watagashiH:20210908230125j:plainお世話になっている自転車屋さんのステッカーも貼り付けておきました。

実物はキラキラしていて良い具合です。

あんまりステッカーとか貼らないんですがこいつは貼ります。

f:id:watagashiH:20210908230249j:plain

改めてSUGINOのトリプルクランクかっこいいですね。

アルミフレームのモリモリな溶接もとってもいなたくて好みです。

ラグもフィレットもモリモリなTIGも結局どれも私は好きです。

自転車っていいですね。

 

f:id:watagashiH:20210908230515j:plain

タイヤはKENDAのSLANT SIXです。

26×2.1の割とノブのあるタイヤです。

街乗りには向いていない感じですがいいんですコイツはMTBなので。

f:id:watagashiH:20210908230658j:plain

組んだときに撮り忘れたエンドキャップ。

こんな感じです。チャーシュー巻のときには採用されませんがこのときばかりは出番です。

 

f:id:watagashiH:20210908230809j:plain

というわけでひとまず完成です。

 

が、乗ってみると色々気になるところも出てきたのでそのあたりはまた後日やろうかと思います。

 

長々と書いてきた97年式ARAYAのマディフォックス(MF26EASSG)のレストア(ただの整備)ですがこれにて終了とさせていただきます。とても楽しい作業でした。

誰かの参考にでもなれば幸いです。

これからは乗って楽しむぞー。

Muddy Foxレストア⑲ ワイヤーの取り回しについて考える

 

あと少しで乗れるようになるぞー、と思いながらなかなか完成しません。

でも確実に進んでいます。

前回まではこちらです。

さて、大体のことはおわっていよいよワイヤーの取り付けをすれば乗れるわけですが

今回はアウターワイヤーの取り回しについて私なりに考えてみました。

 

まず前ブレーキを左右どちらのレバーにするかという問題です。

と書くと「え?前ブレーキは右レバーじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが実はそうでも無いんです。

実際のところ私が乗っている他の自転車は

スポルト号が右レバーが前ブレーキで

ジョーとガンウェルは左レバーが前ブレーキにしてあります。

 

でも小さい頃から乗ってきた自転車たちは当たり前のように右レバーが前ブレーキでした。

今でも販売されている自転車は基本的に右が前ブレーキで組んであるはずです。

「じゃあ、やっぱり右が前ブレーキでいいじゃん」ってなると思いますがそれはちょっと違います。

 

そもそも世界的には「左が前ブレーキ」というのが主流らしいです。

なんでかは私には分かりませんが自動車の「右ハンドル」と「左ハンドル」みたいなものだと勝手に思ってます。

ということで自転車部品は世界規模で販売されているため、ブレーキ本体も左レバーで前ブレーキを操作することを前提にデザインされています。ということでワイヤリングも前ブレーキを左レバーで操作するときに最適化されています。

(ディスクブレーキは触ったことないけど、あれはあまりワイヤリングに影響なさそうに思います、カンチブレーキ、センタープルブレーキも割とそうかも。)

 

 ということで毎度ながら拙い絵を描いてイメージを膨らませます。

 

f:id:watagashiH:20210818232227j:plain

これが右レバーで前ブレーキを操作する場合のブレーキワイヤーの取り回しです。

絵で描いてみるとそんなに変でもありませんが、実際ちょっと無理のある感じがします。私は。

 

f:id:watagashiH:20210818232222j:plain

続いてこちらが左レバーで前ブレーキを操作する場合のワイヤー取り回しです。

やっぱり描いてみると分かりづらいような気がしますが実際のところスッキリ感というか

ワイヤーの取り回しに無理がありません。

後ブレーキに関してはどちらにしろ後方に伸びていくので取り回しはどちらでもあまり変わりませんが前ブレーキのワイヤーは結構違います。リードパイプの角度も違うものを使った方がよりスムーズになります。

 

ただ、今回はちょっと思うところもあって右前ブレーキで組んでみたいので

右レバー前ブレーキを採用することにします。

 

次に運転する側から見た絵を描いてみます。

うちのマディフォックスはワイヤーのアウター受けがトップチューブ上面に三本とも来るタイプなのでここも取り回しに少し悩むところです。

f:id:watagashiH:20210619212036j:plain

こちらが前側のアウター受け部分です。

うちに来たばかりの状態の写真なので今より汚い感じしますね。

 

f:id:watagashiH:20210619212041j:plain

うしろの部分です。

このようにアウター受けが3つ。

左からFディレイラー、Rブレーキ、Rディレイラーの順番です。

 

ここも少し思うところがあり、ちょっと別パターンで考えてみました。

 

f:id:watagashiH:20210815140952j:plain

左側から

Rブレーキ、Fディレイラー、Rディレイラーの順番です。

なんとなく前のワイヤーのあたりに詰まってる感じがします。

 

f:id:watagashiH:20210815140948j:plain

続いてこちらの絵の場合だと

左側からRディレイラー、Rブレーキ、Fディレイラーの順番です。

 

現物とにらめっこしながら色々試してみた感じ(あくまで感じですが)

この絵のパターン(左から、RD,RB,FDのやつ)が最適のような気がしたので今回はこれにしてみます。

 

ちょっと色鉛筆で書き直してみましたがちょっと微妙でした。

f:id:watagashiH:20210815140337j:plain

方向性を決めるときに私は頭の中だけではどうにも決まらないので

こうやって拙いながらも絵を描いてイメージを膨らませるという作業がとても好きです。

実際にやってみると思い描いたように上手くいかないことも多いですが

なんで上手くいかなかったのかを考える際にとても有効になると思います。

 

というわけでダラダラと思うことを書いてきましたが

実際にワイヤー類を買ってきたので仮組みしていきます。

 

f:id:watagashiH:20210815140332j:plain

アウターワイヤーとインナーワイヤー

アウターワイヤーのエンドキャップ、ブレーキブーツ等です。

いつもお世話になっている自転車屋さんで量り売りしてくれるのでとても助かります。

自分で作業する方はネットで買うのも良いかと思いますが

私の場合はお店で買うのが好きなのでお店で現物とにらめっこして必要な長さを売ってもらいました。

アウターは少し悩みましたが値段と見た目と考えてジョーと同じシマノのグレーにしました。

迷ったらこれかなと私は思います。

黒でもいいけどグレーいいですよ。

 

f:id:watagashiH:20210815140316j:plain

こんな感じに仮組みしました。

思い描いたより前ブレーキは前方に飛び出していますが不自然さはなく

引きも軽いのでこれはこれで良しとします。(ただもう気持ち短い方がいいのかなと思うので微調整しようと思います)

f:id:watagashiH:20210815140321j:plain

横からみるとこんな感じです。

前ブレーキのワイヤーが前方に張り出しています。

リードパイプも同様に前側に倒れています。絵に描いてみるのと実際の差異はこのように発生するんだなーって思いました。

 

ところで、なぜ仮組みなのかと言うと先日マンションの駐輪所に停めておいたところ

工事の人が倒してしまったらしく先日補修したRシフターが完全に壊れてしまいました。

画像ではテープで止めてあります。

ということでシフターを別のものにしなくてはいけないので組み上がるのがもう少し先になりそうです。手持ちのシフターもあるんですが合わせてみたらちょっとあんまりかなと思ったのでもう少し悩みます。そういえばブーツも付けていませんでした。

 

ということであと少しの状態からなかなか完成に至りませんが

そういうもんだと思って気長にやります。

 

f:id:watagashiH:20210815141011j:plain

と、言いつつ仮組みできたのが嬉しくてフロント変速のみの状態で近所を一回りしてみました。

とっても楽しいです。

 

早く完成させて乗りたいなー。

ちなみにこのワイヤー仮組みという状態に持っていくまで頭で考えて、絵に描いて、実際ワイヤーあてがって、切ったりしていたらすごく時間かかりました。

サクッとできる人はできるのかもしれませんが私みたいな悩んでばかりの素人には結構時間のかかる作業です。でもかなり楽しい作業です。

Muddy Foxレストア⑱ Rディレイラーの掃除

作業内容が前後していますがRディレイラーの簡単な掃除をしました。

 

といっても大したことはしていないため写真もあまり無いのですが

一応記録として書いておきます。

 

f:id:watagashiH:20210815140408j:plain

マディフォックスに元々付いているシマノのSTXです。

型番は見るの忘れてしまいました。7速時代のものです。

いまどきの部品は黒が主流ですがこいつはシルバーとややブロンズがかった色でなかなかカッコイイです。

年代を考えるととても綺麗です。汚れてますけど磨けば光るやつです。

 

f:id:watagashiH:20210815140403j:plain

 

というわけでプーリーを外します。

ここはネジで止まっているだけなのでネジを外せばプーリーは取れるのですが

2つとも取ってしまうと組み立てるときやりずらかった覚えがあるので一つずつやりましょう。

 

f:id:watagashiH:20210815140358j:plain

 

外すとボルト、カラー、ブッシュといった感じですが

私の経験上ここには必ず「毛」が絡まっています。

誰のどこの毛なのかわかりませんが今までばらしてきたプーリーにはもれなく「毛】が付いてきました。不思議です。

きっと同じ経験をした人なら分かると思います。なんでしょうねあれは。

 

というわけで写真もありませんが

掃除してグリスを薄く塗って元通りに組むだけです。

特に調整する箇所もありません。

 

ディレイラーのスプリングにもなんとなくグリスアップしたら完了です。

 

Muddy Foxレストア⑰ Rシフターの補修とハンドル交換

随分前の作業ですがRシフターを補修しました。

 

もともと来たときから部品が足りていない状態だったのですが

例のごとく分解して足りていなかったものをなんとか拵えて組み直したら動作するようになりましたというお話です。何の参考にもならないかもしれませんがこういうのもありますよ、というお話です。

 

f:id:watagashiH:20210630235601j:plain

 

車体から外したときの状態です。

 

f:id:watagashiH:20210630235605j:plain

 

ハンドルにクランプする部分を外してみました。

 

f:id:watagashiH:20210630235611j:plain

 

反対側のカバーです。

プラスネジが付いているので外してみます。

 

f:id:watagashiH:20210630235617j:plain

 

カバーを外してみるとこのようにメカメカしています。

(記事を書いたあとで気が付きましたがFシフターの画像が混ざってました、すんません。)

 

f:id:watagashiH:20210627221255j:plain

 

こちらがばらしたものですが

このまま組み付けてみても動作しません。

観察しているとバネがひとつ足りていないような感じです。

 

というわけでバネ的なものを自作することにしました。

 

そのへんに転がっていたゼムクリップを使い、こんなもんかなという具合に曲げていきました。

反対側のシフターも参考にしたような気がしますがあまり記憶にありません。

 

で、とりあえずできました。

 

f:id:watagashiH:20210701235028j:plain

 

ででん。

って、なんともお粗末なものが出来上がりましたが

コレを付けたことによりしっかりバネが効いてシフトアップとシフトダウンをスムーズに行えるようになりました。

 

で、組み立てておしまい。

というところですが今回はもう少し頑張りました。

 

ゼムクリップではなく、やはりそのへんに転がっていたキーホルダーのリングを使ってバネを作り直してみました。

 

f:id:watagashiH:20210701235022j:plain

 

ででん。

これはもはや純正部品かと見まごうばかりの出来栄えです。

このまま組み立てて今回は出来上がりとします。

 

何事も雑ながら頑張る、という私のスタイルがいかんなく発揮できたなーと思います。

 

ついでですが先日ハンドルバーを新たに買ってきたのでそれも取り付けてみました。

f:id:watagashiH:20210806221621j:plain

 

自転車屋さんへ自転車で行くとハンドルを持って帰るのが少し大変なことに気が付きました。

やっぱりこんなときは前カゴ付いてて良かったなと思いました。

 

買ったのはsim worksの「fun3バー」です。

前々から欲しかったハンドルのひとつですがこの度廃番になるとのアナウンスがあり

急遽購入することにしました。

 

f:id:watagashiH:20210806221601j:plain

 

早速取り付けてみました。

 

やはり、というかなんというか、かっこいいですね。

 

f:id:watagashiH:20210806221554j:plain

 

そのままシフターも取り付けてみました。

やっぱりシフター付くとまた印象変わりますね。

 

と、ついにここまで来ました。

あとはワイヤーを取り付けたら乗り出せる状態です。

 

乗り出したらそれはそれで見えてくるところもあると思いますがあと少しで組み上がるなあと思うと楽しみでもあるし少し寂しいような気持ちです。

 

もう少しだけ続きます。

Muddy Foxレストア⑯ ヘッドパーツの掃除とグリスアップ

少し時間が空きましたが地道にやってます。

前回どこまで書いたのか忘れてしまいます。

 

そうでした。前回はリヤハブのベアリングを交換したりした話でした。

今回はヘッドまわりの分解と清掃、そしてグリスアップの一連の流れです。

 

f:id:watagashiH:20210727224007j:plain

まずステムの取り付けボルトを緩めます。

この辺の順番は正直よく分かりませんがおそらくまずステムの取り付けボルトを緩めていけば良いと思います。

f:id:watagashiH:20210727224012j:plain

次にステムキャップ(トップキャップ)を緩めていきます。

このなんでも無いようなヨシガイのトップキャップかわいいですね。

スミ入れしたらいいかもしれません。

 

 

そしてそのまま緩めて外します。

f:id:watagashiH:20210727224002j:plain

外れたところです。

続いてステムも抜きます。

先程取り付けボルトを緩めておいたので上に持ち上げるとそのまま外れます。

f:id:watagashiH:20210727223952j:plain

スルッと持ち上がります。

f:id:watagashiH:20210727223957j:plain

取れました。

それにしてもこのステムのイナタさすごいですね。

絵に描いたような「無骨」。

全くもって飾り気のないデザイン。私は好きです。

使うかどうかはわかりませんが。

 

そのままコラムスペーサーも抜いていきます。

f:id:watagashiH:20210727223947j:plain

こちらが外したものたちです。

トップキャップとコラムスペーサーがみっつ。

 

通常?のものであればこのまま持ち上げるとフォークも外れると思われますが

この車体はここにサークリップが付いていました。

f:id:watagashiH:20210727223942j:plain

これですね。

サークリップ。

サークル型のクリップ。

専用工具の「サークリッププライヤー」というものを使って外します。

 

が、生憎うちにはサークリッププライヤーがありません。

そんなに使うものでもないけど工具好きな人は持っているかと思いますがうちにはありません。

 

f:id:watagashiH:20210727223937j:plain

代わりと言うかなんというか

サークリッププライヤーみたいな工具を使います。

これサークリップを外すのに一応使えるのですが先端がとても滑りやすいので

クリップを「広げて保持する」ということが苦手な謎の工具です。

それでも一応外すことはできました。

f:id:watagashiH:20210727223932j:plain

で、ちょっと曲がりました。。

まあいいよね。多分。。。

 

f:id:watagashiH:20210727223927j:plain

続いてダストカバーというかこのキャップを外します。

TANGEのアヘッドセットです。

f:id:watagashiH:20210727223922j:plain

持ち上げると簡単に外れます。

 

f:id:watagashiH:20210727223916j:plain

金属のプレートと周りにゴムのパッキンが付いています。

 

f:id:watagashiH:20210727223912j:plain

外したところです。

 

うーん。通常の状態がよく分かりませんが比較的綺麗な気がします。

思えば特にゴリゴリしてるわけでもないのでバラさなくてもいいのかもしれません。

 

でも今回はバラします。

f:id:watagashiH:20210727223907j:plain

でも外れません。

私の今までの経験ではここは苦労することなく持ち上げたら外れるはずなのですが、どういうことでしょうか。。

 

f:id:watagashiH:20210727223903j:plain

とりあえずフォークを上から軽く叩いてみましたが、全然だめでした。

 

あとから分かりましたがここで叩いたことはとても良くないことでした。

何にでも大事なところはあるので見当違いのことをして壊してしまうところでした、あぶない。

 

f:id:watagashiH:20210727223858j:plain

この割の入ったやつが怪しいのですが外れてくれません。

 

一旦諦めかけましたが、事は案外簡単で

マイナスドライバーで軽くこじったら外れました。

f:id:watagashiH:20210727223821j:plain

上ワンにこのような楔形のものが入っていました。

それの下には玉押しですね。こんなに外れないと思っていなかったので苦戦しましたが

外れると「なーんだ、こんなもんか」となります。

危うく壊すところでした。

 

f:id:watagashiH:20210727223816j:plain

というわけで無事上ワンに到達しました。

汚いといえば汚いけど、まあ綺麗ですね。

でも折角バラすので掃除していきましょう。

f:id:watagashiH:20210727223810j:plain

リテーナー付きのベアリングを外しました。

 

f:id:watagashiH:20210727223806j:plain

下ワンのリテーナーベアリングを外したところです。

リテーナーベアリングとダストカバー(パッキン)も付いていました。

 

f:id:watagashiH:20210727223800j:plain

こんな感じです。コテコテです。

取り付けるときの向きに注意しないといけません。

いつも思うのですがこういったグリスでコテコテになる箇所は写真が撮りづらいです。

今回はいつもより頑張って写真撮りました。

 

f:id:watagashiH:20210727223754j:plain

上ワンの外したものたちです。

この辺の細かいパーツたちは向きと順番を間違えるといけないので写真を撮っておきました。

って、分かりづらいですね。

 

f:id:watagashiH:20210727223749j:plain

 

フォークも抜けました。

 

f:id:watagashiH:20210727223743j:plain

 

フォークが外れてみすぼらしい姿になりました。

 

f:id:watagashiH:20210727223739j:plain

 

分かりづらいですが下ワンの写真です。

 

f:id:watagashiH:20210727223733j:plain

 

外したパーツたちです。

コラムスペーサー

サークリップ

上ワンの楔形のやつ、玉押し、リテーナーベアリング

下ワンのリテーナーベアリング、ダストカバー

 

f:id:watagashiH:20210727223717j:plain

 

下ワンの玉押しはフォークに圧入されています。

ここも掃除しておきます。

 

f:id:watagashiH:20210727223712j:plain

簡単に拭いただけですが綺麗です。

 

f:id:watagashiH:20210727223728j:plain

f:id:watagashiH:20210727223723j:plain

 

上下のワンも綺麗にしておきます。

 

f:id:watagashiH:20210727223702j:plain

 

外した小物たちもパーツクリーナーとウエスで綺麗にしておきます。

 

パッキン類にはパーツクリーナーは使わないほうが良いです。

ベアリングはウエスに乗せて転がすようにするととても綺麗になります。

 

f:id:watagashiH:20210727223707j:plain

 

フォークのサスペンション部分も外して清掃しようと思っていたのですが

ちょっとよくわからなかったのと、とりあえず問題なさそうだったので今回はこのままにすることにしました。

また機会があれば挑戦してみたいと思います。

 

ということでフォークを元に戻して組んでいきます。

f:id:watagashiH:20210727223656j:plain

上下のワンにグリスを盛ります。

フォーク側の玉押しにもやや少なめにグリスを塗ります。

 

f:id:watagashiH:20210727223651j:plain

ベアリングの向きに気をつけながら組み立てます。

多分大丈夫だと思いますが過去に間違えたことがあるので少し不安です。

ここにはデュラグリスを使いましたが、まあなんでも良いと思います。

流れにくいものが良いとは思いますが、はみ出すぐらいたっぷり盛りました。

f:id:watagashiH:20210727223645j:plain

 

サークリップがやや曲がっていて付けづらかったです。

無くても薄いスペーサー1枚足せば問題は無いような気がしますが今回は一応付けておきます。

 

f:id:watagashiH:20210727223641j:plain

とりあえず元に戻りました。

 

なんとなく家に余っていたステム(以前一生懸命塗装を剥がしたステム)に変えてみました。

ハンドルも以前スポルトに付けていたMTサカエのものにしてみました。

 

この辺はまだ乗っていないのでなんでもいいのですが

気分的に着せ替えをして楽しんでます。

 

時間が掛かった割にあまり成果のでない作業でしたが特に異常なく終わりました。

 

今回はここまでです。

まだまだ続きます。長いですね。

f:id:watagashiH:20210806221626j:plain

先日おでかけしたときのガンウェル号です。

久しぶりに乗るとやっぱり速いなーって思いました。

結局ディングルにしてあるけどギヤ比変えること無く2.4で乗ってます。

 

f:id:watagashiH:20210806221631j:plain

こちらも先日おでかけしたときのジョーの写真です。

やっぱ私の自転車かっこいいなあって思いました。

 

Muddy Foxレストア⑮ リヤハブの球交換と諸々

前回の続きです。

 

 

前回までがこちらです。

 

今回はリヤハブのベアリングの球を買ってきたので交換してみます。

f:id:watagashiH:20210727224017j:plain

買ってきたものがこちらです。

1/4インチ(6.35mm)のものです。

18個で200円ほどでした。

やっぱり新品は綺麗ですね。当たり前ですけど。

 

f:id:watagashiH:20210727224022j:plain

古いものがこちらです。

写真では綺麗に見えますが実際半分ぐらい虫食いがあり、触るとざらざらします。

 

 

f:id:watagashiH:20210727224033j:plain

ノギスで測ると古いものも一応6.35mmでした。

古いと全体的に摩耗しているのかなと思いましたが意外とそうでもなかったです。

 

というわけで先日やったのと同じようにハブをばらして球だけ交換して

球の当たりを調整して終わりです。

なんとなく気持ち的に当たり具合がよくなった気がします。

 

 

つづいて細々したことをやります。

 

f:id:watagashiH:20210719215218j:plainチェーンステーの付いていたカバー(?)です。

チェーンステーガードというものでしょうか。

チェーンが暴れてステーを傷つけるのを保護するためのものです。

f:id:watagashiH:20210719215223j:plain

ARAYAのロゴが立体的でとても良い感じです。

カッコイイです。

 

f:id:watagashiH:20210719215212j:plain

両面テープで付けてあるだけなので、古いテープを剥がしました。

一応アルコール的なもので脱脂しておきます。

f:id:watagashiH:20210719215207j:plain

家に転がっていた両面テープを貼り付けます。

 

f:id:watagashiH:20210719215203j:plain

角っこは丸く切り落とします。

あとは貼り付けるだけですが組み立て完成のときにでも貼り付けようと思うのでとりあえず今回はここまでです。

 

地味な作業ばかりですが少しづつ着実に進んでいます。

 

まだまだ続きます。

 

Muddy Foxレストア⑭ サドルの補修とサビ落とし

さて、今回はいつもに増して地味な作業です。

サドルの手入れです。

 

f:id:watagashiH:20210719215156j:plain

マディフォックスに付いているARAYA純正のサドル

SOPHIT R ソフィットアールと読むのでしょうか?わかりません。

横から見たところがセライタリアのfliteにとてもよく似ています。

f:id:watagashiH:20210719215127j:plain消えかけていますがARAYAのロゴが控えめに入っています。

 

f:id:watagashiH:20210719215151j:plain

上面です。

f:id:watagashiH:20210719215144j:plain

裏側です。汚いですね。

f:id:watagashiH:20210719215138j:plain

後側の表皮がめくれています。

f:id:watagashiH:20210719215131j:plain

レールのサビ具合もなかなかです。

 

というわけでサビを落として

表皮を少し張り直します。

といってもめんどくさいので軽くやるだけです。

f:id:watagashiH:20210719215112j:plain

真鍮ブラシでサビを落とします。

あんまり硬いブラシだと他の部分も痛めてしまいそうなので程々にしておきます。

f:id:watagashiH:20210719215044j:plain

まあ雑ですがこんなもんです。

続いて表皮を張り直します。

 

f:id:watagashiH:20210719215108j:plain

コニシのGボンドクリヤーです。

本体側と表皮の両方に塗ります。

数分おいてから貼り合わせます。

指でぎゅっと押さえて少しキープします。

f:id:watagashiH:20210719215050j:plain

こんな感じです。

 

f:id:watagashiH:20210719215055j:plain

横から見るとこんな感じです。

まあ大体オッケーです。

 

f:id:watagashiH:20210719215037j:plain

サドルを外したついでにシートピラーも少し掃除しておきます。

 

f:id:watagashiH:20210719215032j:plain

ヤグラの部分です。

これはボルト一本止めです。

f:id:watagashiH:20210719215027j:plain

うんうん。ARAYAのロゴいいですね。

f:id:watagashiH:20210719215022j:plain

シートピラーはハンドルと同じくSTRONG製の27.0mm。

シートポストっていろんな幅あるよね。

 

f:id:watagashiH:20210719215017j:plain

軽く掃除してサドルを付けておしまいです。

 

今回も中身薄めですがこんなもんで終わりにします。

 

まだまだ続きます。

 

Muddy Foxレストア⑬ リヤハブのメンテナンスとタイヤ交換。

前回に続いて今回はリヤハブのメンテナンスをしていきます。

 

前回の記事がこちらです。

 

f:id:watagashiH:20210719215012j:plain

今回メンテするのはこちらのホイールです。

 

f:id:watagashiH:20210719215006j:plain

ARAYAのリムTM-820です。

 

リヤホイールのハブにアクセスするためにはまずスプロケットを取り外す必要があります。

このマディフォックス(MF26EASSG)は7Sですがカセットスプロケットが付いています。

取り外しは一般的なヌンチャクのような工具とロックリングを回す工具の二種類があれば外せます。

7Sは現行だと殆どボスフリーしか無いのですがこの時代はカセットもありました。

今でもカセットスプロケットは辛うじてラインナップにあったと思います。

ただまあいま新たにホイールを入手するのであれば8S以上が良いと思います。

というか私は8Sを推します。

 

f:id:watagashiH:20210719215001j:plain

少し脱線しましたが、外す際はこのようにヌンチャクとロックリングまわしをセットしてロックリングを回します。こちらは正ネジになっているのですがそのまま回すとフリーホイールが空転してしまうので、このヌンチャクのようなものでスプロケットを押さえて空転を防止するわけですね。

 

多少固めにしまっていたりすることもありますが今回はすんなり緩みました。

ロックリングを外すとトップギヤとセカンドギヤが外れます。

f:id:watagashiH:20210719214956j:plain

外したものがこちらです。

写真では本体にくっついていますがワッシャーのようなスペーサーのようなものも外れます。

 

f:id:watagashiH:20210719214950j:plain

リヤハブ、フリーホイールの部分です。

なんとなくコテコテしています。

 

f:id:watagashiH:20210719214944j:plain

反対側(フリーの付いていない方)です。

こちらもフロント同様ダストカバーが付いていますので外します。

 

そしてハブスパナを使ってシャフトを外していきます。

f:id:watagashiH:20210719214921j:plainシャフトを外して、ハブの中のベアリング球も回収します。

 

f:id:watagashiH:20210719214915j:plainとりはずしたものたちです。

ダストカバー、カセットスプロケット、アクスルシャフト、ベアリング球、玉押し。

 

f:id:watagashiH:20210719214933j:plain

 

f:id:watagashiH:20210719214939j:plain

それにしてもなんというか微妙な汚さです。

 

f:id:watagashiH:20210719214927j:plain

反フリー側です。
掃除しました。

むむむむ。。。

f:id:watagashiH:20210719214905j:plain

虫食いがありますね。

 

ということは。。。

f:id:watagashiH:20210719214858j:plain

おぉ。

やっぱり球にもかじりがあります。

数えてみるとその数8個。

18個中8個なのでかなり虫食いがありました。

f:id:watagashiH:20210719214844j:plain

ひとつだけ写真を撮ってみました。

わかりやすく虫食いがあります。

指で触るととてもよくわかります。

こちらのベアリングはノギスで計ったところ6.35mmでした。いわゆる1/4インチというサイズです。

後日自転車屋さんに買いに行くつもりですが今回はとりあえず仮組みします。

 

そしてついでに先日買っておいたタイヤに交換しておきます。

kendaのSLANT SIXというタイヤです。

 

f:id:watagashiH:20210719214835j:plain

まず古いタイヤを取り外します。

こちらが取り外したパナレーサーのSMOKEというタイヤです。

後輪専用タイヤみたいですね。

f:id:watagashiH:20210719214841j:plain

チューブにはおそらく年代物(97年かな)と思われるナショナル製のチューブです。

精神衛生的にはチューブは新品にしておきたいですが

今回はそのまんまでいきます。

f:id:watagashiH:20210719214819j:plain

リムテープは24×1と3/8の印字があります。

幅も狭いような気がします。

まあリムテープなんて付いていればなんでも良いと私は思っているのでこれもそのままいきます。

f:id:watagashiH:20210719214830j:plain

タイヤが付きました。

このままリヤハブも仮組みします。

f:id:watagashiH:20210719214824j:plain

ハブにグリスを盛って球を入れます。

こいつは片側9個づつです。

例によって大体のところで玉当たりを調整します。

まあまた今度球新しいのに変えたらキチンとやります。

 

ついでにフロントもタイヤ交換しておきました。

f:id:watagashiH:20210719214814j:plain

交換前も交換後もタイヤのサイズは26×2.1ですが

若干幅が太くなりました。

よりオフロード向けのブロックタイヤなので見た目も変わりました。

f:id:watagashiH:20210719214808j:plain

今こんな感じです。

 

何もついていなくてすっきりです。

 

今回はリヤハブのメンテナンスと言いながらあまりリヤハブに触れていませんでした。

フリーホイールを取り外そうとしたのですが

なぜか外れず、ボルトをなめてしまったのでフリーホイールを外すのは諦めました。

以前同じようなSTXのハブをばらしたときは何も考えずに外れたのですがなんでなんでしょう。

 

わからんことは多いですがとりあえず今回はこんな感じで終わります。

 

まだまだ続きます。

いい加減長いなあと思ってます。

Muddy Foxレストア⑫ フロントハブのメンテナンス

地道な作業ばかりで何ですが今回もとても地味な作業です。

 

f:id:watagashiH:20210716003206j:plain

取り外したフロントホイール。

今回はこれのハブの分解、掃除してグリスアップして調整をしていきます。

 

まずクイックリリースを取り外します。

手で回せばすぐに外れます。

そのへんに置いておくと汚れたり、踏んづけたりするかもしれないのできちんと置いておきましょう。(私は踏みそうになりました。)

f:id:watagashiH:20210716003211j:plain

例によってピンぼけ写真ですがハブの写真です。

shimano STX

HB-MC32というハブです。

前にも書きましたがSTXというのは今は無いグレードで

LXとALIVIOの間に存在していたグレードです。

f:id:watagashiH:20210716003216j:plain

まずダストカバーを外します。黒いゴムのやつです。

f:id:watagashiH:20210716003221j:plain

指先でグイッとやれば外れるのかもしれませんが、マイナスドライバーでこじるのが簡単です。

f:id:watagashiH:20210716003227j:plain

こじると簡単にめくれます。ダストブーツはゴムで出来ていますが年代ものであることを思うと不思議なほどに劣化していないです。古いゴムってカチカチになって割れるイメージですが今までダストブーツがカチカチで割れたのは見たことがありません。

めくった中身はちょっと汚れています。素手で触るとまあまあ汚れます。

 

続いてハブナットを緩めていきます。

ハブも先日のBBと同じようにカップアンドコーンです。

やることのイメージは大体同じですがハブを止めているハブナットは左右からダブルナットで球の当たり加減を調整しています。(実際片側は触らず、もう片側のみで調整するのですが)。

 

そしてこのハブナットはダブルナットになっているのですが内側のナットはかなり薄いスパナでないと入りません。

またも自転車整備につきものの専用工具の出番です。

ちゃんとハブスパナと呼ばれる工具があります。

通常のスパナよりかなり薄いスパナです。

 

それでは早速緩めていきます。

f:id:watagashiH:20210716003232j:plain

ってハブスパナが入らないじゃん。。。

そんなことってあるんか。。。

 

別のメーカーのものがあるので入れてみます。

f:id:watagashiH:20210716003239j:plain

shimano製のハブスパナ。

こちらはばっちり入りますが、肝心のナットは13mmです。

うちにshimanoのハブスパナは15mmしかありません。

先程入らなかったハブスパナはアストロプロダクツというところのハブスパナセット(13.14.15.17)です。

 

f:id:watagashiH:20210716003244j:plain

AP(アストロプロダクツ)のハブスパナは厚さが2.45mmでした。

 

f:id:watagashiH:20210716003248j:plain

対してshimanoのハブスパナは2.0mmでした。

0.45mmの差で入らないこともあるんですね。

 

うーん。

shimanoのハブスパナの13mmを買ってもいいのですが

そこはやはりケチな私なのであるものでなんとかしたいです。

 

f:id:watagashiH:20210716003254j:plain

ということでAPのハブスパナを削ることにしました。

 

バイスで固定してヤスリで一生懸命削ります。

f:id:watagashiH:20210716003259j:plain

おぉ、結構いいじゃん。

 

さらに一生懸命削ります。

f:id:watagashiH:20210716003304j:plain

写真では殆どわかりませんが時間だけは掛かってます。

f:id:watagashiH:20210716003309j:plain

反対側ももちろん削ります。

塗装を履いだだけでも意外と厚み変わる気がします。

 

ということで疲れたのでこの辺で一度ハブナットにはめてみましょう。

f:id:watagashiH:20210716003320j:plain

おぉ、いいじゃんいいじゃん。ばっちりじゃん。

ちょっと渋いけどまあ頑張ったしいいよね。

 

ついでに厚みを計っておきます。

f:id:watagashiH:20210716003316j:plain

うーん。2.25mmぐらいかな。

結構頑張って削ったつもりだけど0.20mmしか削れてなかったとは。

そしてこの0.20mmで入るか入らないかが決まるとは。

ハブスパナ侮れん。

この日は草臥れたのでここで作業を終えました。

 

次の日。

先日、頑張った甲斐あってハブナットは無事緩みました。

f:id:watagashiH:20210716003326j:plain

中身が見えてきます。

ハブナットは外側が薄い17mmのもので、ワッシャーを挟んで13mmの玉押し兼ナットが付いています。

これらを外すと反対側からシャフトが抜けます。

抜くときに注意しておかないとハブの中に入っているベアリング球も落ちてきますので気をつけましょう。

f:id:watagashiH:20210716003330j:plain

シャフトを抜いたところです。

グリスは汚いですがきちんと入っていました。

BBと同じで年式を考えればとっても綺麗です。

片側に10個づつ。

 

f:id:watagashiH:20210716003342j:plain

ベアリング球を取ったところです。

ベアリング球はポロポロ落ちてくるので私は磁石でくっつけて回収してます。

ピンセットとかでもいいとは思います。やりやすいやり方でやりましょう。

 

f:id:watagashiH:20210716003348j:plain

片側10個、両側で20個です。

かなり昔にダイソーで買ったマグネットトレーに入れてパーツクリーナーを吹き付けます。

エスで拭いてあげるととても綺麗になります。

f:id:watagashiH:20210716003352j:plain

取り外したものたちがこちらです。

シャフト、ダストカバー、ナット、ワッシャー、玉押し、ベアリング球です。

パーツクリーナーとウエスで掃除しました。

 

次はハブ本体の掃除をします。

f:id:watagashiH:20210716003358j:plain

ワンと呼ばれるところです。ベアリングの収まってるところですね。

グリスは残っていますがかなり固くこびりついています。

f:id:watagashiH:20210716003402j:plain

 

パーツクリーナーを吹き付けて、綿棒で掃除します。

 

f:id:watagashiH:20210716003407j:plain

こんな具合に割と簡単に綺麗になります。

f:id:watagashiH:20210716003412j:plain

 

うん。大体オッケー。

 

f:id:watagashiH:20210716003417j:plain

 

反対側も同様に綺麗にします。

 

f:id:watagashiH:20210716003422j:plain

シャフトに付いたままの玉押しも掃除したので見ておきます。

うん。よし。

 

f:id:watagashiH:20210716003429j:plain

取り外したほうの玉押しにはかじりがありました。

軽くペーパーをあてるべきなのかもしれませんが、とりあえずこのままいきます。

多分オッケーです。

f:id:watagashiH:20210716003444j:plain

ワンにグリスを盛ります。

例によって多めで良いと思います。

f:id:watagashiH:20210716003447j:plain

そこにベアリング球を収めます。

このときばかりはピンセットが調子いいです。

片側に10個づつです。

気をつけないと、無理をすれば11個入るぐらいの隙間があるので外すときに数の確認はしておいた方がいいです。球なくしたかも、って思うとハマります。

 

f:id:watagashiH:20210716003452j:plain

もとどおり組み付けて球の当たりを調整して、はみ出たグリスを拭き取って

ダストカバーを付けたら出来上がりです。

 

f:id:watagashiH:20210716003457j:plain

それにしても綺麗なハブです。

本当にあまり乗られてなかった感じがします。

 

 

今回の作業はここまでです。

 

が、少し時間もあったのですが後のハブはやらずに他事してました。

 

f:id:watagashiH:20210716003513j:plain

家に余っていたステムとハンドルを仮で付けてみました。

以前に塗装を剥がしたステムと一時期スポルトに付けていたサカエのフラットバーです。

結構いいかも。

 

f:id:watagashiH:20210716003518j:plain

それにしても不細工な4ボルト。

でもこいつも一生懸命削ったなあと思うと愛しい存在です(忘れかけてましたが)。

 

f:id:watagashiH:20210716003525j:plain

横からのこの眺め、いいですね。

マウンテンバイク的にどうよ、って気もしますが私は好きだなこれ。

 

f:id:watagashiH:20210716003530j:plain

ストロングのフラットバーも試してみます。

うーん、黒のほうがしっくりくるかな。

f:id:watagashiH:20210716003535j:plain

うーん。

まあ、よくわからんのでこの辺は実際乗ってから考えましょう。

 

では今回はここまでです。

 

まだまだ続きます。

いつ出来上がるのかわかりません。